JAPAN CVC SURVEY 2023

本記事以外にも全20記事で一橋大学と共同調査した一橋大学と共同調査したJAPAN CVC SURVEY 2023の詳細解説をしています。様々なテーマを扱っていますので、下記記事一覧をご参照ください。
全20記事一覧‍

CVCコミュニティ「FIRST CVC」は、事業会社・CVCによるスタートアップ投資実態に関する最大級の調査「Japan CVC Survey 2023（ジャパンCVCサーベイ2023）」を発表しました。

多様な業界・規模からなる回答企業数127社、投資予算総額約7000億円のスタートアップ投資の実態について調査した、 日本のCVC・事業会社によるスタートアップ投資活動の最新状況を詳細に捉えた包括的なサーベイです。昨年からさらに多くの参加企業が加わり、一橋大学との共同研究として本年は取り組むことで、調査内容の厚みも増しました。

CVC組織を運営中・検討中の企業はもちろん、CVCからの出資を検討しているスタートアップ、CVCとの連携を検討中のVC、政策官庁、スタートアップ振興に取り組む自治体など、スタートアップエコシステムに関わる幅広い方にご覧いただければ幸いです。

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■調査概要

調査実施時期： 2024年5月〜9月
調査方法： 回答各社へのインターネットアンケート

調査対象：
スタートアップへの投資を行う、または実施を検討している事業会社およびCVCファンド。金融系VCなど自社グループ資金の運用を主とするVCも含む。

実施目的： 
スタートアップ企業に対し、事業会社・CVCの投資活動の実情と最新動向を情報提供し、資金調達およびアライアンスにおける選択肢を提供する日本のスタートアップエコシステムにおけるCVC活動の役割を明らかにし、日本のスタートアップ産業振興に還元するCVC当事者が集う業界団体として、メンバー各社に対し今後の投資活動におけるベンチマークおよび指針を提供する

■レポート記載内容の一部抜粋

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以下に主要な調査内容を記載いたします。

1. 市場規模と傾向：
- 日本の事業会社の約1/4がCVCを展開
- 80%以上が2016年以降にCVC活動を開始
- 売上1兆円以上の企業が約28%を占める

2. 投資特徴：
- AIやSaaS、DX関連が投資対象の上位
- 投資規模は1-5%が多数を占める
- 戦略的価値と財務的リターンの両方を重視

3. CVCの分類と成功要因：
- 「リーディングCVC」（上位25社）、「一般CVC」、「スタートアップCVC」の3分類
- 成功するCVCの特徴：
 - 戦略的価値と財務的リターンのバランス
 - 社内外との連携強化
 - 専門人材の確保
 - 投資後の支援体制の整備

4. CVC課題：
- 社内の既存事業部門との利害調整
- 投資判断における戦略的価値と財務的リターンのバランス
- スタートアップとの意思決定プロセスの調和

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■調査レポートDLフォーム

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