LP出資(Limited Partner投資)とは、ベンチャーキャピタル(VC)ファンドに対して、有限責任パートナーとして資金を提供することを指します。LP出資者は、ファンドの運用には直接関与せず、投資リターンを得ることを目的としています。
FIRST CVCではCVCに向けたLP出資の検討支援や適切なVCの紹介などを行っていますので、LP出資先の検討でお悩みの方はご連絡ください。
下記がLP出資の概要となります。基本的にはLP出資することにより、投資リターンを得ることが目的となりますが、スタートアップのネットワークに参画する、VCのLPサービスを通じて投資ノウハウを獲得するなどが、目的となる場合もあります。
VCが提供するLPサービスの程度はどのVCもウェブサイトで公開されておらず、サービス内容は各社で濃淡があります。
LP出資を実施しているCVCは65%(当社調査)で、多くのCVCが実施しています。
LP出資を検討する際、単に知り合いのVC数社に声をかけて決定してしまうケースが見られますが、これは危険な判断につながる可能性があります。十分な検討や調査なしにLP出資を決定すると、期待値と現実のギャップが大きくなり、結果として投資効果が低下する可能性があります。そのため、CVCとしての明確な投資戦略を持ち、それに基づいて慎重にVCを選定することが極めて重要です。以下の点に特に注意が必要です。
ファンド実績の検討は、投資の成功確率を高め、リスクを最小限に抑えるために不可欠です。過去の実績は将来のパフォーマンスを保証するものではありませんが、VCの投資能力と運用スキルを評価する重要な指標となります。各ファンドの情報は個別にヒアリングしないとわからないことも多いため、一定検討に工数をかける必要があります。下記にVC58社一覧と詳細情報がありますので、こちらからVC情報を得ることもできますので、参考にしてください。
検討項目:
VCの運営方針と体制は、長期的な成功と一貫した投資パフォーマンスを維持する上で重要です。優れた運営体制は、質の高い案件へのアクセスを確保し、投資後の価値創造を可能にします。
検討項目:
契約事項の詳細な検討は、LP投資家の権利を守り、利益を最大化するために重要です。適切な契約構造は、GPとLPの利害を一致させ、潜在的な問題を事前に防ぐことができます。
検討項目:
リファレンスチェックは、公開情報だけでは得られない洞察を提供し、VCの実際の運営状況や評判を把握するのに役立ちます。多角的な視点から情報を収集することで、より信頼性の高い判断が可能になります。
検討項目:
CVCにとって、単なる財務的リターンだけでなく、戦略的な価値も重要です。自社の事業戦略とVCの投資方針の適合性を慎重に評価し、期待と現実のギャップを最小限に抑えることが、長期的な成功につながります。
検討項目:
FIRST CVCは、300社が加盟するCVCコミュニティを運営しており、最適なLP出資の検討先を提案するサービスを提供しています。
FIRST CVCのサービスを活用することで、CVCは効率的かつ効果的にLP出資の意思決定を行うことができ、自社の戦略に最適なVCファンドへの投資機会を見出すことが可能になります。ご関心がありましたら下記よりお問い合わせください。
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