2023年3月10日、KDDIグループのKDDI Digital Divergence Holdings株式会社(以下、KDDH)は、データおよびAI活用を強みとする株式会社フライウィールとの資本業務提携を発表しました。同年4月3日をもってフライウィールはKDDIの連結子会社となりました。この提携は、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の強化およびデータ活用による新しい価値創出を目的としています。
買収企業: KDDI Digital Divergence Holdings株式会社は、KDDIグループのDX専業会社として2022年に設立され、クラウドやアジャイル開発を通じて法人顧客のDX支援を行っています。また、グループ間のデータ連携を推進し、顧客の課題解決やビジネス変革を目指しています。
被買収企業: 株式会社フライウィールは、データ活用プラットフォーム「Conata™」を展開するテックカンパニーです。パーソナライズプラットフォーム事業やDX推進事業を通じて、企業が保有する膨大なデータを活用し、業務効率化や価値創出を支援しています。その独自性は、AI技術を活用したエンド・トゥ・エンドのソリューション提供にあります。
KDDIグループは、中期経営戦略「サテライトグロース戦略」において、通信を核としたDXの拡大を掲げています。一方、フライウィールはデータ活用のノウハウと技術力を武器に、企業のDX推進を支援しており、両社のビジョンが一致しました。KDDHは、フライウィールをグループ傘下に迎えることで、異業種間のデータ連携や新しいサービス開発の加速を図る狙いがあります。
フライウィールの「Conata™」とKDDIの保有するauビッグデータ、KDDHのクラウド技術およびアジャイル開発を組み合わせることで、以下のようなシナジー効果が期待されます:
この提携により、KDDIグループは異業種間のデータ活用を基盤とした新しいDXモデルを確立し、社会課題の解決や顧客価値の向上を目指します。APIエコシステムの普及や生成AIの台頭といった業界トレンドの中で、今後も革新的なソリューション提供への期待が高まっています。
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