概要
THISIS株式会社は株式会社grabssからインターネット無料通話サービス「THISIS」の事業を譲受しました。この合意により、THISIS株式会社は更なる事業拡大を目指し、grabssの持つ技術やノウハウを活用することが期待されています。
買収企業と買われた企業の紹介
THISIS株式会社は、誰でも簡単に利用可能なインターネット無料通話サービス「THISIS」を提供しています。その強みは、WebRTC技術を活用した高品質な音声通話システムで、携帯回線を使わずにどこからでも通話が可能です。これにより、通信コスト削減やセキュリティ強化を実現しています。
株式会社grabssは、主にエンターテインメント向け電子チケット販売プラットフォーム「TIGET」やWebRTC技術を活用したオンラインサービスを開発しています。特にTIGETは国内ライブイベント数No.1の実績を持ち、100万人を超えるユーザー基盤に支えられています。
発生の背景
THISIS株式会社は、インターネット通話市場でのシェア拡大を目指しており、さらなる技術革新とサービス強化が必要でした。一方、grabssにとっては、主力事業であるエンターテインメント関連分野に注力するためのリソース確保が重要な課題でした。この目的の一致が、今回の事業譲渡合意に至る背景だと考えられます。
想定されるシナジー
両社の統合により、THISIS株式会社はgrabssのWebRTC技術や開発ノウハウを活用し、無料通話サービスの更なる品質改善が期待されます。また、grabssの持つマーケティング力を活かし、新規顧客層の開拓やグローバル市場での展開が進む可能性があります。一方、grabssは譲渡により確保したリソースを、エンターテインメント市場向けの新規事業開発に投入し、競争力を強化できるでしょう。
まとめ
今回の事業譲渡は、各社の戦略的ニーズを満たすのみならず、業界における技術革新やDX推進の一助となる重要な動きです。インターネット通話やエンターテインメント市場では、顧客体験向上や効率化が求められており、このM&Aはそのトレンドに沿った取り組みと言えるでしょう。