概要
FISM株式会社は、株式会社LOCARIを完全子会社化しました。このM&Aは、FISMのデータ・テクノロジーを活用したマーケティング領域の強化と、LOCARIが持つ女性向けライフスタイルメディアの影響力を融合させることで、更なる成長を目指すものです。
買収企業と買われた企業の紹介
FISM株式会社は、2015年設立のデータおよびテクノロジーを活用したマーケティング会社です。同社は日本最大級のインフルエンサーネットワークと独自のデータ解析基盤を強みとし、SNSを中心にインフルエンス・データを活用したマーケティングソリューションを提供しています。
株式会社LOCARI(旧:株式会社Wondershake)は、2012年創業の企業で、累計1,000万ダウンロードを超える女性向けライフスタイルメディア「LOCARI」を運営しています。このメディアは主に30代から40代の女性をターゲットに、ファッションや美容、ライフスタイル情報を提供する国内最大級のプラットフォームです。
発生の背景
FISMはマーケティング領域におけるデータ活用を強化し、より幅広い分野でのソリューション提供を目指していました。一方、LOCARIは女性向けライフスタイルメディアとして成功を収めており、さらなる成長には効率的なリソース活用が必要でした。これにより、FISMの技術基盤との相乗効果を期待できる形でM&Aが実現しました。
想定されるシナジー
このM&Aにより、FISMの持つデータ解析技術をLOCARIのメディア運営に活用し、より精度の高い広告配信やマーケティング効果の向上が期待されます。また、LOCARIのブランドを活用した企業向けマーケティング支援サービス「LOCARI Biz」の展開が進むことで、両社のクライアントベースが拡大し、新しい収益モデルの創出も可能になると考えられます。
まとめ
今回のM&Aは、FISMとLOCARIそれぞれの強みを活かし、データとメディアの融合による新しい価値創出を目指したものです。このような動きは、APIエコシステムやインフルエンサー市場が拡大する中で、業界全体のトレンドとも一致しており、今後の影響に注目が集まります。