概要
2023年1月16日、株式会社テクノスジャパンは、ブレインセラーズ・ドットコム株式会社の全株式を取得し、完全子会社化を完了しました。本M&Aにより、両社はDX推進やソフトウェア開発分野でのシナジー効果を目指しています。
買収企業と買われた企業の紹介
買収企業: 株式会社テクノスジャパン
1994年設立のテクノスジャパンは、ERP(統合基幹業務システム)およびCRM(顧客管理システム)の導入支援を中心としたITコンサルティング事業を手がけています。独自のDX協調プラットフォーム「CBP」などを通じて、企業のデジタル化を支援し、幅広い業界の経営課題解決に寄与しています。
被買収企業: ブレインセラーズ・ドットコム株式会社
2000年創業のブレインセラーズ・ドットコムは、オンデマンドWeb帳票ソリューション「biz-Stream」を主軸としたソフトウェア開発事業や、PDF生成技術を活用した法人向けサービス事業を展開しています。特に「biz-Stream」は、効率的なPDF作成技術で幅広いビジネスニーズに応えています。
発生の背景
テクノスジャパンは、経営・業務システムのデジタル化をさらに加速し、DX分野での競争力を強化する必要がありました。一方、ブレインセラーズ・ドットコムは、持続的な成長のための資本基盤強化と事業拡大に向けたパートナーを模索していました。この背景から、両社の経営方針が一致し、本件M&Aが実現しました。
想定されるシナジー
今回のM&Aにより、以下のようなシナジーが期待されます:
- テクノスジャパンのERPやCRMソリューションに、ブレインセラーズの「biz-Stream」を統合することで、顧客ごとの帳票生成やデータ活用がより効率的になります。
- ブレインセラーズの開発ノウハウと、テクノスジャパンの販売網を組み合わせることで、新規顧客層へのアプローチが可能になります。
- 両社の技術基盤を活かした新サービスの開発と、クラウドサービスの機能拡張による市場競争力の向上が見込まれます。
まとめ
本M&Aは、DX推進を通じた企業価値の向上および業界内での競争優位性の確立を目的としています。特に、テクノスジャパンのクラウドサービス「CBP」とブレインセラーズのソフトウェア技術との融合は、今後のAPIエコシステムの拡大やデジタルソリューション開発における重要な一歩となると考えられます。