グリーンサイエンス・マテリアル

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DIC

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日本固有の淡水藍藻類であるスイゼンジノリから抽出される多糖類「サクラン®」の商用化を手掛ける北陸先端科学技術大学院大学発スタートアップ。 「サクラン®」は現在化粧品の保湿剤として欠かせないヒアルロン酸や健康食品に用いられるコンドロイチン硫酸などと同じ“多糖類”であり、淡水性の光合成微生物スイゼンジノリから抽出される寒天状の物質だ。一般的なヒアルロン酸と比較すると純水で約6倍、塩水では約10倍の驚くべき保水性を持ち、アトピー性皮膚炎に対しステロイド剤をしのぐ抗炎症効果を呈するほか、非常に高分子なため皮膚に塗布した際に細胞を外部刺激やアレルゲンから守る被膜形成能を有している。以上の特徴から医療、食品、工業等さまざまな分野への応用が期待されている。同社はDICとともに世界初となるスイゼンジノリの屋内での大量培養技術を確立し、「サクラン®」の安定供給や多用途展開を目指している。 2023年1月にはDICを引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施し、連結子会社となった。今後はグループ間のシナジーを活かし、スイゼンジノリや「サクラン®」を日本発のオリジナル化粧品原料としてグローバル展開するとともに、新規アプリケーションの開発をより一層推進し、スイゼンジノリが唯一天然で生育・養殖されている黄金川の保全や屋外養殖事業の取り組みも積極的に進めていく方針だ。

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未上場（子会社）

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¥62,500,000

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買収

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資源・エネルギー・素材

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バイオ

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