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2010001077605

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みずほキャピタル

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がん治療で利用する銅の放射性同位体64Cu(カッパー64)を用いた放射性医薬品の研究開発を行う量子科学技術研究開発機構発スタートアップ。 これまでのがんに対する放射線治療や化学療法では、治療効果が十分でない、正常細胞に対する副作用が大きいといった問題があった。一方、同社はこうした問題を克服しうる“銅の放射性同位体64Cuを用いた放射性医薬品”を開発してきた。64Cuは従来の放射性治療薬で使用されてきたベータ線のほかにオージェ電子という特殊な放射線を出し、がん細胞を高いエネルギーで効果的に治療できる。また、64Cuは陽電子も放出するため、陽電子放射断層撮影(positron emission tomography; PET)診断で非侵襲的にがんへの薬剤集積を確認しながら治療(見ながら治療)することができる。 2023年12月にはシリーズAラウンドにおいて総額6億8,000万円の資金調達、および本資金調達の完了を条件とするJ-KISS型新株予約権を活用した資金調達により総額9億3,000万円の資金調達を実施するとともに、NEDOの実施する“ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業”に採択され、最大10億円の規模で助成を受けることが決定した。今回のシリーズAおよびJ-KISS型新株予約権の行使によって参画した投資家は、リードVCであるDBJキャピタル、岩渕薬品、ペプチドリーム、大正製薬、みずほキャピタル、大阪・関西万博活性化投資事業有限責任組合、グリーンコア、白鳥製薬だ。これらの資金をもとに、新たに製造施設を設けて国内での64Cu量産体制を構築することで自社パイプラインの開発を加速させ、64Cuを用いた創薬支援プラットフォームとして確立していく。

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