企業のベンチャーキャピタル(CVC)活動において、投資スキームの選択は重要な戦略的決定です。本記事では、主要な3つの投資スキームについて、それぞれのメリット、デメリット、具体的な事例を紹介します。
FIRST CVCではCVCに向けたCVC立ち上げの検討支援などを行っていますので、投資スキームの検討でお悩みの方はご連絡ください。
本社のバランスシートを使用して直接投資を行うスキーム。
TOPPANは、CVC子会社を設立せず、事業開発本部傘下に戦略投資センターを設置。センター内に以下の部門を配置:
特筆すべき点として、管理部員にもソーシング役割を与え、センター全体でスタートアップの積極的な開拓に取り組んでいる。
子会社を設立し、そのバランスシートを使用して投資を行うスキーム。
2017年11月1日、ベンチャー投資を行う戦略子会社「日本郵政キャピタル株式会社」を設立。
外部のベンチャーキャピタルとファンドを共同設立し投資を行うスキーム。
2022年2月、VC大手のグローバル・ブレインと共同で「TOKYU-CONST GB Innovation Fund L.P.」(総額50億円)を設立。
CVCの投資スキームは、企業の戦略、リソース、目標によって最適な選択が異なります。本社BS出資は直接的なコントロールを重視する場合に、子会社BS出資は柔軟性を求める場合に、VCとの二人組合は専門性とリスク分散を重視する場合に適しています。各企業は自社の状況を十分に分析し、最適なスキームを選択することが重要です。
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