iPS-T細胞治療プラットフォーム「Katana」を開発する京都大学発スタートアップ。 「Katana」は、患者のあらゆる免疫機構からの拒絶回避が可能な新たなiPS細胞由来CD8ab陽性T細胞プラットフォームである。CARまたはTCRの導入による迅速なパイプライン拡張に適した、非標的iPS-T細胞のマスターセルバンクを可能にする。同社は、京都大学金子教授の研究成果に基づきサイアスとして培ってきた高活性なiPS細胞由来免疫細胞に加え、UCSF Deuse教授の研究成果に基づくEvadeから導入した免疫回避技術を重ねることで、汎用性の高いoff-the-shelf免疫細胞創薬基盤を構築し、免疫細胞治療普及にむけた課題を解決する。 2023年12月には、シリーズAにおいて、EQT Life Sciences、Eight Roads Ventures Japan、F-Prime Capitalがリードとなり、Astellas Venture Management、ファストトラックイニシアティブ、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、D3 LLC引受先とする総額74億円の資金調達を実施した。今回の資金を基に、”Katana” iPS-T細胞治療プラットフォームの開発を行い、GPC3発現固形がんを治療する最初のプログラムを臨床に進めていく方針だ。
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