カゴメ株式会社は、トマト加工品などで国内トップシェアを持ち、種子開発から販売までの垂直統合型ビジネスを展開。国内外で事業を行い、社会課題解決にも取り組んでいます。
カゴメ株式会社の中長期投資戦略は以下の通りです。トマト加工事業の拡大を通じて米国や欧州市場における成長を図り、Ingomar Packing Company, LLCの子会社化で事業の効率化を進めています。持続可能な農業技術の開発も重視し、オーガニックとインオーガニック成長を追求しています。また、食と健康に関連する植物性食品事業の拡大や自己資本比率50%を維持しつつ、管理体制や地域統括会社の設置を進め、投資資金確保を図っています。
カゴメ株式会社は、農業技術の革新と持続可能性向上を目指し、以下の領域に投資しています。気候変動対応の新品種開発や効率的な栽培技術を手掛ける農業技術スタートアップ、プラントベースフード企業TWOのようなスタートアップへの出資、そしてNECと共同で設立したAIを利用したサステナブル農業の合弁会社です。これらの投資は、カゴメの成長戦略の一環として農業技術のリーダーシップを強化し、国際的な食料供給課題に対応する狙いがあります。