こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
株式会社日本触媒は、革新的な核酸医薬品の開発を行うレナセラピューティクス株式会社を子会社化しました。この買収は、日本触媒が医薬品分野への事業展開を加速し、レナセラピューティクスが保有するヘテロ核酸技術(HDO技術)を活用して競争力を強化するための戦略的な一環として行われました。
株式会社日本触媒: 日本触媒は、化学素材を中心に幅広い分野で事業を展開する化学メーカーです。特に高吸水性樹脂や環境対応型素材で知られており、近年では医薬品やライフサイエンス分野への進出を強化しています。
レナセラピューティクス株式会社: 東京医科歯科大学発のベンチャー企業で、第3のプラットフォーム技術「ヘテロ核酸技術」を活用し、核酸医薬品の実用化に注力しています。この技術は、従来の課題を克服し、高い特異性と汎用性を有する点が特徴です。
日本触媒は、既存事業の多角化と成長を目指して医薬品分野への進出を推進してきました。一方、レナセラピューティクスは、研究開発を進めるためのリソースや市場展開力を求めていました。このM&Aにより、日本触媒は核酸医薬という新たな市場で競争力を高め、レナセラピューティクスは日本触媒の技術力と資源を活用して事業を拡大できると判断されました。
両社の融合により以下のシナジーが期待されます:
今回のM&Aは、日本触媒にとって新規事業分野への進出を果たし、将来的な成長基盤を構築する重要な一歩となるでしょう。また、核酸医薬の実用化・拡大という産業としても注目されるトピックに寄与します。医薬品とライフサイエンス分野が化学分野と融合するこのトレンドは、業界全体においても今後の発展の可能性を示唆します。
FIRST CVCではCVC400社が参加するコミュニティを運営しており、CVC/スタートアップ双方に様々なサービスを展開しています。
スタートアップの方でCVCとの事業連携や資金調達に関心がある方、CVCの方で業務支援やワークショップなどに関心がある方はお問い合わせください。
また当社では一橋大学と共同研究として130社以上のCVCが回答したJAPAN CVC SURVEYを実施しています。スタートアップの方にとってはCVCとの事業連携や資金調達に役立つ内容となっており、CVCの方にとっては自社業務のベンチマークになると思いますので、ぜひお役立ていただければと思います。
弊社の事業・サービスに関するお問い合わせや資料請求、 支援のご依頼、コミュニティ入会やイベント参加のお申し込みなど、お問い合わせ・資料請求・お申し込みはこちらからお気軽にご連絡ください。
© FIRST CVC Inc.