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株式会社シンシアは、2023年11月30日、リユース業界向けPOSシステム開発会社である株式会社タロスシステムズの株式51%を取得し、連結子会社化を実施しました。この買収は、シンシアが事業の多角化を推進し、持続可能な社会のためリユース業界への貢献を目指す取り組みの一環です。
株式会社シンシア:コンタクトレンズの製造・販売を主力事業とし、品質管理やWebマーケティングノウハウにも強みを持っています。近年はM&Aを通じて収益基盤の多様化を目指し、新規領域への展開を積極的に進めています。
株式会社タロスシステムズ:2019年設立のリユース業界向けPOSシステムのリーディングカンパニー。API対応のクラウド型POS「タロスプラットフォーム」により、実店舗とECサイトを統合的に管理し、業務効率化を実現します。高い技術力と柔軟なサービス提供が評価されています。
シンシアは、収益源の多角化を戦略的目標の一つとして掲げており、持続可能な社会への貢献と成長市場であるリユース業界への参入を目指していました。一方、タロスシステムズはその事業拡大に必要なリソースやWebマーケティングの強化を模索していたと考えられます。この背景が両社のM&Aを促進したと推測されます。
シンシアのWebマーケティングや営業ネットワークのノウハウと、タロスシステムズの高度なPOSシステム技術が統合されることで、次のようなシナジーが期待されます:
今回のM&Aは、シンシアの事業多角化戦略と、タロスシステムズの技術力が融合し、両社にとって重要な成長の機会を提供します。また、リユース業界全体の進化に寄与し、持続可能性が求められる現代のビジネス環境において、一つの具体的な成功モデルとなる可能性を秘めています。
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