スタートアップのM&A DB：株式会社オムニバスによるBOLSTER株式会社の買収/M&A事例

こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。

スタートアップM&A一覧はこちら

概要

株式会社オムニバスは、広告運用や動画マーケティング分野において強固な事業基盤を持つ企業であり、クレディセゾンの関係会社としても活動しています。この度、DX・マーケティング分野で幅広い事業領域を展開するBOLSTER株式会社を吸収合併しました。本合併は、オムニバスの事業拡大と新たなサービス創出を目指した戦略的な取り組みであり、マーケティング業界における新たな価値創出を目的としています。

買収企業と被買収企業の紹介

株式会社オムニバスは、アドテクノロジーを活用し、広告運用、動画マーケティング、オンライン・オフラインのクレジットカードデータを活用したマーケティングサービスをワンストップで提供しています。国内においていち早く動画広告サービスを展開し、この分野での先駆者として実績を上げてきました。

BOLSTER株式会社は、広告配信に加えて、DX戦略の立案、内製システム開発、クリエイティブ制作、そしてデジタルマーケティング人材の育成を行う企業です。クライアントの幅広いニーズに応えるため、多様なサービスを一括提供しており、事業の柔軟性が強みです。

発生の背景

株式会社オムニバスは、動画広告やデータを活用したマーケティングノウハウを有する一方で、さらなる技術力の強化やDX対応が急務となっていました。一方、BOLSTER株式会社は、独自のシステム開発・クリエイティブ制作力を持ちながらも、リソース確保や既存サービスの市場展開をより加速させる必要がありました。このような両企業の補完的なニーズが合致し、吸収合併に至ったと推測されます。

想定されるシナジー

本合併により、オムニバスが有する動画広告やデータ活用のノウハウと、BOLSTERの内製開発力およびクリエイティブ制作力が融合することで、より高度かつ多面的なマーケティング支援が可能となります。この統合により、顧客個々のニーズに即応するカスタマイズサービスの提供や、AI・データ分析を活用した新たな広告ソリューションの開発が期待されます。

まとめ

今回の吸収合併は、マーケティング業界におけるデジタル化・DX推進の流れを象徴する重要な出来事です。オムニバスとBOLSTERが持つ資源と強みを掛け合わせることにより、次世代の広告・マーケティングサービスが実現し、業界に新たな価値を提供する可能性が高まります。APIエコシステムやデータマーケティング市場の成長を背景に、両企業の統合がさらなる市場拡大の鍵となるでしょう。

FIRST CVCではCVC400社が参加するコミュニティを運営しており、CVC/スタートアップ双方に様々なサービスを展開しています。

スタートアップの方でCVCとの事業連携や資金調達に関心がある方、CVCの方で業務支援やワークショップなどに関心がある方はお問い合わせください。

• スタートアップ向け サービス詳細はこちら
• CVC向け サービス詳細はこちら

また当社では一橋大学と共同研究として130社以上のCVCが回答したJAPAN CVC SURVEYを実施しています。スタートアップの方にとってはCVCとの事業連携や資金調達に役立つ内容となっており、CVCの方にとっては自社業務のベンチマークになると思いますので、ぜひお役立ていただければと思います。

JAPAN CVC SURVEYのダウンロードはこちら