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2023年1月、株式会社ビーマップは持分法適用会社であった株式会社MMSマーケティングの株式を追加取得し、同社を連結子会社化しました。本取引により、ビーマップは筆頭株主としての地位を確立し、両社の強みを融合させた新たなサービス展開を目指しています。
株式会社ビーマップは、無線LAN、交通、流通、通信などのインフラ構築と、それらを活用したサービスの提供をする企業です。また、マーケティングソリューション「O2O2O」や「MMS」を通じて、メディアからインターネット、そして実店舗への集客を実現しており、幅広い分野でのデジタルソリューションを提供しています。
株式会社MMSマーケティングは、マーケティングプラットフォームを提供する企業で、メディアを通じた広告やモバイルを活用した店舗集客を特徴としています。同社は「Media to Mobile to Store」を実現するソリューションを展開し、実店舗の売上向上に寄与しています。
本件の背景には、ビーマップが保有する先端技術とインフラ強化の意図がありました。一方で、MMSマーケティングはコロナ禍以降の業績低迷を受け、事業再建や新たな成長の道を模索している状況でした。ビーマップは、MMSマーケティングのコンテンツ力を取り込むことで、自社のモバイルマーケティングや販促ソリューションの競争力を大幅に向上させることを期待しています。
ビーマップのデジタルインフラ技術とMMSマーケティングのマーケティング力を組み合わせることで、次のような新たな価値が創出されると考えられます:
これらのシナジーは、食品メーカーや流通業界など、広範な業界における課題解決につながる可能性があります。
今回のM&Aにより、ビーマップはMMSマーケティングのコンテンツ能力を取り込み、新たなサービス展開の土台を築きました。この取り組みは、モバイルマーケティングやデジタル販促のさらなる発展を目指すものであり、業界全体で注目を集める可能性があります。特に、データとコンテンツを融合させた新サービス開発は、APIエコシステムの深化を促進する動きとして位置づけられるでしょう。
FIRST CVCではCVC400社が参加するコミュニティを運営しており、CVC/スタートアップ双方に様々なサービスを展開しています。
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