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株式会社シンクロ・フードは、シェルフィー株式会社から内装建築マッチング事業「内装建築.com」を譲受することを決定し、事業譲渡契約を締結しました。この譲受により、シンクロ・フードは既存のサービスとの相乗効果を図り、事業拡大を目指します。
買収企業である株式会社シンクロ・フードは、飲食業界に特化したサービスを提供するIT企業で、「飲食店.COM」や「店舗デザイン.COM」など、飲食店の出店から退店まで包括的に支援するプラットフォームを展開しています。多岐にわたる事業領域を持ち、高い収益性と安定性を有する点が特徴です。
一方、被買収企業であるシェルフィー株式会社は、内装建築マッチングサービス「内装建築.com」を運営しています。同サービスは、施主と内装会社を結びつけるプラットフォームであり、ITを活用して建設業界の効率化と問題解決に取り組んでいます。
シンクロ・フードが本件を決定した背景には、自社サービスのさらなる拡充と、顧客基盤の強化があると考えられます。シンクロ・フードはすでに「飲食店.COM」や「店舗デザイン.COM」で高いシェアを誇っていますが、新たに「内装建築.com」を加えることで、内装設計領域での競争力を高める狙いがあると推測されます。対するシェルフィー側には、事業の譲渡により、リソースを他の重点事業に集中できる利点があったと考えられます。
シンクロ・フードは、新たに「内装建築.com」を統合することで、既存サービスとの相互送客を促進することが見込まれます。例えば、「店舗デザイン.COM」との連携により、内装施工案件の効率的な獲得が可能となり、全体の案件獲得効率を大幅に向上させることが期待されます。また、両社の強みであるITを活用した効率化技術とプラットフォーム運営ノウハウの融合により、顧客満足度の向上や新たなサービス創出の可能性も広がります。
今回のM&Aは、シンクロ・フードにとって事業の幅を広げ、競争力を高める戦略的な一手となりました。また、この動きは、飲食業界および建設業界におけるIT活用の拡大という業界トレンドにも合致するものです。今後、両社の強みを活かしたサービスの更なる向上が期待されます。
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