こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
株式会社ABF先進治療コンシェルは、がん治療において「Cancer Lab」および「免疫ラボ」の事業をMTU株式会社から譲受しました。この譲渡は、がん患者やその家族に対し、より最適な治療情報を提供し、自由診療分野での支援を拡大する一環として実施されました。取引完了日は2023年7月6日です。
株式会社ABF先進治療コンシェルは、がん患者向けの免疫治療に特化した医療情報の提供と先進的な医療機関の紹介を行う企業です。「未来への懸け橋」という使命のもと、患者ごとに最適な治療プランを提案する高度な医療サポートが強みです。
MTU株式会社は、医療機関向けに広告、マーケティング、セキュリティを含む課題解決型のサービスを展開する企業です。また、収集した医療データを活用したプラットフォーム事業やセカンドオピニオン事業を通じ、医療機関と患者をつなぐ重要な役割を担ってきました。
今回の事業譲渡は、両社の戦略的なニーズの一致に基づいています。ABF先進治療コンシェルは、免疫治療分野での専門性をさらに高め、患者への選択肢を広げたい意図がありました。一方、MTU株式会社は、AIを活用した医療データ事業に経営資源を集中させるため、非中核事業である「Cancer Lab」および「免疫ラボ」を譲渡する判断をしました。
事業統合により、以下のようなシナジーが期待されます:
この事業譲渡は、免疫治療の可能性を広げるとともに、患者により適切な治療情報を提供するための重要な一手です。自由診療分野では、選択肢の多様化と情報精度向上が求められており、両社の強みを活かした統合は業界全体にも好影響を与えると考えられます。本件は、医療技術の進化と患者支援の両面で重要な意義を持つ事例です。
FIRST CVCではCVC400社が参加するコミュニティを運営しており、CVC/スタートアップ双方に様々なサービスを展開しています。
スタートアップの方でCVCとの事業連携や資金調達に関心がある方、CVCの方で業務支援やワークショップなどに関心がある方はお問い合わせください。
また当社では一橋大学と共同研究として130社以上のCVCが回答したJAPAN CVC SURVEYを実施しています。スタートアップの方にとってはCVCとの事業連携や資金調達に役立つ内容となっており、CVCの方にとっては自社業務のベンチマークになると思いますので、ぜひお役立ていただければと思います。
弊社の事業・サービスに関するお問い合わせや資料請求、 支援のご依頼、コミュニティ入会やイベント参加のお申し込みなど、お問い合わせ・資料請求・お申し込みはこちらからお気軽にご連絡ください。
© FIRST CVC Inc.