こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
株式会社エイチームが、株式会社ストレイナーの全株式を取得し、同社を完全子会社化しました。この買収により、エイチームは未開拓だった経済メディア市場に進出し、法人顧客基盤を拡大することを目指します。本取引は、エイチームの中期経営計画(FY2025-FY2028)の一環として実施されました。
株式会社エイチームは、ライフスタイルサポート、エンターテインメント、ECの3事業を軸とする総合IT企業です。同社は、デジタルマーケティングやインターネット技術を強みとして、新規ビジネスの開拓や既存事業の拡充に注力しています。
株式会社ストレイナーは、経済ニュースメディア「Strainer」や上場企業財務データベース「Finboard」を運営しており、若手ビジネスパーソンや経営者に特化したニッチなポジションを築いています。この分野での専門性とターゲットへの強い接点が同社の競争力の源泉です。
エイチームは、デジタルマーケティング分野でのさらなる成長を目的としており、未開拓市場である経済メディア領域への進出を模索していました。一方、ストレイナーは小規模な組織ながら成長領域に特化したサービスを展開していましたが、体制構築や事業規模の拡大に課題を抱えていました。両社のニーズが合致したことが、本取引の背景にあると考えられます。
エイチームのデジタルマーケティング力とストレイナーの専門性を組み合わせることで、次のようなシナジー効果が期待されます:
今回のM&Aは、エイチームが経済メディア市場という新たな領域へ進出する重要な一歩であり、同社の中期経営計画を具体化するものです。本取引は、データやメディアの統合を通じた新しい価値提供を可能にし、関連業界のトレンドであるデジタルマーケティングとデータ活用の進化に寄与するものとなるでしょう。
FIRST CVCではCVC400社が参加するコミュニティを運営しており、CVC/スタートアップ双方に様々なサービスを展開しています。
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また当社では一橋大学と共同研究として130社以上のCVCが回答したJAPAN CVC SURVEYを実施しています。スタートアップの方にとってはCVCとの事業連携や資金調達に役立つ内容となっており、CVCの方にとっては自社業務のベンチマークになると思いますので、ぜひお役立ていただければと思います。
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