こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
2023年9月、大洞印刷株式会社は、フォトブック作成サービス「Photoback」を運営するコンテンツワークス株式会社を子会社化しました。この買収により、大洞印刷は特殊印刷技術とデジタル印刷事業をさらに拡充し、国内外の市場での競争力を強化することを目指しています。
大洞印刷株式会社は1932年創業の老舗印刷会社であり、岐阜県を拠点として特殊印刷やデジタル印刷を強みとしています。同社は近年、デジタル印刷機やITを活用したワークフロー管理を導入し、短納期対応や多品種製造を実現しています。また、SDGsに配慮した商品展開など、現代のトレンドに合わせた取り組みを行っています。
コンテンツワークス株式会社は2001年設立の企業で、オンデマンド出版やWeb上で編集可能なフォトブックサービス「Photoback」を提供しています。同社はBtoCフォトブック市場の先駆者として高品質なサービスで多くのリピーターを獲得しており、独自のブランド力が特徴です。
大洞印刷は、デジタル印刷事業のさらなる成長と、BtoC領域での事業拡大を目指しており、消費者向けに直接アプローチできるビジネスモデルの強化が課題でした。一方、コンテンツワークスは、フォトブック市場での競争力を維持しつつ、新たな資源投入や技術力のさらなる発展が必要でした。両社のニーズが一致したことが、このM&Aに繋がったと考えられます。
この買収により、両社は以下のようなシナジーを発揮できると期待されています。
今回のM&Aは、大洞印刷が保有する特殊印刷技術とコンテンツワークスの消費者向けサービスの組み合わせによる新たな価値創出が期待されています。業界全体では、デジタル化や顧客志向の成長戦略が重要視されており、この買収はそのトレンドにも合致しています。今後、両社が協力してどのような革新を起こすのかに注目が集まります。
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