こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
GMOクラウド株式会社およびGMOグローバルサイン株式会社は、韓国のIoT分野のリーディングカンパニーであるJC Square, Inc.の日本子会社、JCスクエアジャパン株式会社を子会社化しました。このM&Aにより、両社は資源を統合し、新たなサービスや技術の開発、日本国内でのサービスの拡大を目指します。
買収企業:
GMOクラウド株式会社は、クラウドインフラサービスと電子認証・印鑑事業を中心に、インターネットインフラの開発や運用を行う企業です。同社は、日本国内での高い市場シェアを誇り、パブリッククラウドや電子契約サービスなどの先進的なサービスを提供しています。
GMOグローバルサイン株式会社は、電子証明書の発行を行う電子認証局を運営しており、IoTやクラウドビジネスにおいてグローバルな展開を進める企業です。
被買収企業:
JCスクエアジャパン株式会社は、韓国のJC Square, Inc.の日本子会社で、主にIoTプラットフォーム「axon PLATFORM」を提供しています。このプラットフォームは、様々なデバイスをインターネットに接続し、IoT市場参入のハードルを下げる優れた技術を中小企業にも提供しています。
IoT市場の成長に伴い、GMOクラウドおよびGMOグローバルサインは、IoT環境で求められるセキュリティソリューションの強化が急務でした。一方、JCスクエアジャパンは、IoTデバイスの接続プラットフォームを強化するため追加のリソースが必要でした。両社の提携は、互いの戦略的ニーズを満たすものであり、共同でIoT市場での存在感を高めることを目的としています。
このM&Aにより、GMOグローバルサインの電子証明書システムと、JCスクエアジャパンの「axon PLATFORM」が統合され、IoTデバイス向けの電子証明書配布が自動化されます。これにより、中小企業でも簡易にIoT市場へ参入可能となり、セキュリティの向上や運用効率の最大化が期待されます。また、GMOクラウドのクラウドインフラ技術とJCスクエアのIoT技術を組み合わせることで、新しいIoTサービスの展開が可能になります。
このM&Aは、IoT市場の成長に対応した戦略的投資として、セキュリティ技術とIoT技術を融合する重要な一歩となります。また、APIエコシステムの拡大やクラウドサービスの高度化など、業界トレンドに即した取り組みとして注目されます。これにより、両社は持続的な成長を目指し、グローバル市場での競争力を強化することが期待されます。
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