スタートアップのM&A DB：株式会社内田洋行によるスマートインサイト株式会社の買収/M&A事例

こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。

スタートアップM&A一覧はこちら

概要

株式会社内田洋行が、株式会社スマートインサイトを合併し、両社が一体となるM&Aが実施されました。この統合により、内田洋行のICT事業の強化や新たなサービス展開の実現が期待されています。

買収企業と被買収企業の紹介

株式会社内田洋行は、公共関連事業、オフィス関連事業、情報関連事業を中心に展開する老舗の専門商社です。ICTを活用した教育空間の構築や業務効率化支援、さらにオフィス空間の設計・構築といった幅広いソリューションを提供しています。

株式会社スマートインサイトは、ネットワーク構築、セキュリティサポート、PC運用保守を中心に、地域密着型のITソリューションを展開しています。また、自社開発のクラウド型ビッグデータ解析ツール「SMART/InSight」を活用したデータ活用サービスを強みとしています。

発生の背景

内田洋行は、自社の基幹事業であるICT関連分野のさらなる強化と、クラウドおよびデータ活用技術の拡充を模索しており、スマートインサイトの技術力や自社製品がその戦略に合致しました。一方、スマートインサイトにとっては、内田洋行のネットワークと資本力を活用することで、事業規模拡大や顧客基盤の拡張が可能となります。

想定されるシナジー

この統合により、内田洋行の豊富な顧客基盤とスマートインサイトのデータ解析技術を組み合わせた新サービスの開発が可能になります。また、教育現場やオフィス環境など多様な分野で、クラウドとデータ活用を駆使したソリューションを提供できる体制が整います。特に、ビッグデータ活用による業務効率化や、新規事業領域の開拓に期待が寄せられています。

まとめ

今回のM&Aは、内田洋行にとってICT関連事業の強化および新たなソリューションの開発に向けた重要な戦略的判断といえます。一方、スマートインサイトは大手企業傘下に入ることでさらなる成長基盤を構築できる見通しです。こうした動きは、業界全体で進むデジタルトランスフォーメーション（DX）の潮流とも一致しており、新たな価値創造の好例となるでしょう。

FIRST CVCではCVC400社が参加するコミュニティを運営しており、CVC/スタートアップ双方に様々なサービスを展開しています。

スタートアップの方でCVCとの事業連携や資金調達に関心がある方、CVCの方で業務支援やワークショップなどに関心がある方はお問い合わせください。

• スタートアップ向け サービス詳細はこちら
• CVC向け サービス詳細はこちら

また当社では一橋大学と共同研究として130社以上のCVCが回答したJAPAN CVC SURVEYを実施しています。スタートアップの方にとってはCVCとの事業連携や資金調達に役立つ内容となっており、CVCの方にとっては自社業務のベンチマークになると思いますので、ぜひお役立ていただければと思います。

JAPAN CVC SURVEYのダウンロードはこちら